登録販売者 過去問
令和7年度(東京都)
問97 (主な医薬品とその作用 問37)

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問題

登録販売者試験 令和7年度(東京都) 問97(主な医薬品とその作用 問37) (訂正依頼・報告はこちら)

次の記述にあてはまる漢方処方製剤として、最も適切なものはどれか。

体力中等度以上で、赤ら顔で、ときにのぼせがあるもののにきび、顔面・頭部の湿疹(しっしん)・皮膚炎、赤鼻(酒さ)に適すとされるが、胃腸の弱い人では食欲不振、胃部不快感の副作用が現れやすい等、不向きとされる。
  • 清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
  • 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
  • 大柴胡湯(だいさいことう)
  • 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
  • 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

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この過去問の解説 (3件)

01

問題文の記述にあてはまる漢方処方製剤を選択する問題です。

1~5について解説していきます。

選択肢1. 清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)

正しい選択肢です。

清上防風湯は、効能効果において赤ら顔」「赤鼻(酒さ)」に適すということをポイントとして覚えておきましょう。

選択肢2. 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

誤りです。

黄連解毒湯は、体力中等度以上でのぼせ、顔色が赤い、イライラがあるものの鼻出血、神経症、不眠症、血の道症、皮膚炎、口内炎等に適すとされる漢方製剤です。

選択肢3. 大柴胡湯(だいさいことう)

誤りです。

大柴胡湯は、体力が充実している人で脇腹~みぞおちにかけて苦しさがあり便秘気味なものの胃炎、便秘、高血圧随伴症状(肩こり、頭痛、神経症、肥満症)に適すとされる漢方製剤です。

選択肢4. 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

誤りです。

防已黄耆湯は、体力中等度以下で疲れやすく、多汗があるものの肥満に伴う関節痛、むくみ、多汗症、水太り適すとされる漢方製剤です。

選択肢5. 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

誤りです。

防風通聖散は、体力が充実している人で皮下脂肪が多く便秘があるものの動悸、肩こり、のぼせ、むくみ、蓄膿症、副鼻腔炎、皮膚炎、にきび、肥満症適すとされる漢方製剤です。

まとめ

よって正答は「選択肢1」の清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)です。

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02

正解は、清上防風湯です。

漢方処方製剤に関する問題です。

漢方処方製剤は記述部分が多く、似ている部分もあるため、それぞれのキーポイントをしっかりと押さえましょう。

選択肢1. 清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)

清上防風湯の判断基準は、体力中等度以上赤ら顔赤鼻(酒さ)です。

稀に重篤な副作用として、肝機能障害、偽アルドステロン症、腸間膜静脈硬化症があります。

選択肢2. 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

黄連解毒湯の判断基準は、のぼせぎみで顔色赤くいらいら不眠症二日酔い更年期障害です。

稀に重篤な副作用として、間質性肺炎、肝機能障害、腸間膜静脈硬化症があります。

また、カンゾウを含みません。

選択肢3. 大柴胡湯(だいさいことう)

大柴胡湯の判断基準は、体力充実常習便秘「胃腸が弱く下痢しやすい人や激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすい人」は不向きとされる。等です。

また、稀に重篤な副作用として、間質性肺炎、肝機能障害があります。

ダイオウを含み、カンゾウを含みません。

選択肢4. 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

防已黄耆湯の判断基準は、体力中等度以下汗のかきやすい傾向むくみ多汗症、肥満症(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)等です。

また、稀に重篤な副作用として、間質性肺炎、肝機能障害、偽アルドステロン症があります。

選択肢5. 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

防風通聖散の判断基準は、体力充実むくみ肥満症等です。

稀に重篤な副作用として、間質性肺炎、肝機能障害、アルドステロン症、腸間膜静脈硬化症があります。

また、マオウ、ダイオウ、カンゾウを含みます。

参考になった数2

03

体力中等度以上で、赤ら顔で、ときにのぼせがあるもののにきび、

顔面・頭部の湿疹(しっしん)・皮膚炎、赤鼻(酒さ)に適すとされるが、

胃腸の弱い人では食欲不振、胃部不快感の副作用が現れやすい等、不向きとされる。

 

これに当てはまる漢方処方製剤を選んでいきます。

 

 

選択肢1. 清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)

正しいです。

まれに重篤な副作用として肝機能障害偽アルドステロン症が起こることが知られています。

選択肢2. 黄連解毒湯(おうれんげどくとう)

誤りです。

黄連解毒湯は

体力中等度以上で、のぼせぎみで顔色赤く、いらいらして落ち着かない傾向のあるものの

皮膚炎、不眠症、神経症、胃炎、二日酔い、血の道症、めまい、動悸、更年期障害、

湿疹・皮膚炎、皮膚のかゆみ、口内炎に適すとされるが、

体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)では不向きとされます。

選択肢3. 大柴胡湯(だいさいことう)

誤りです。

大柴胡湯は

体力が充実して脇腹あたりからみぞおちあたりにかけて苦しく、便秘の傾向のあるものの

胃炎、常習便秘、高血圧や肥満に伴う肩こり・頭痛・便秘、

神経症、肥満症に適すとされるが、

体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸が弱く下痢しやすい人では、

激しい腹痛を伴う下痢などの副作用が現れやすい等、不向きとされます。

選択肢4. 防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

誤りです。

防已黄耆湯は

体力中等度以下で、疲れやすく、汗のかきやすい傾向のあるものの

肥満に伴う関節痛、むくみ、多汗症、肥満(筋肉にしまりのない、いわゆる水ぶとり)

に適すとされます。

選択肢5. 防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

誤りです。

防風通聖散は

体力充実して、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの

高血圧や肥満に伴う動悸・肩こり・のぼせ・むくみ・便秘、蓄膿症、湿疹、皮膚炎、

ふきでもの、肥満症に適すとされるが、

体の虚弱な人(体力の衰えている人、体の弱い人)、胃腸が弱く下痢しやすい人、

発汗傾向の著しい人では、激しい腹痛を伴う下痢等の副作用が現れやすいなど、

不向きとされます。また、小児に対する使用も不適です。

まとめ

漢方処方製剤を利用する場合、

患者の「証」に合った漢方処方が選択されれば効果が期待できますが、

合わないものが選択された場合には、

効果が得られないばかりでなく、副作用も招きやすくなります。

漢方処方製剤を使用しようとする人の「証(体質及び症状)」を理解し、

その「証」にあった漢方処方製剤を選択しオススメしましょう!

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