登録販売者 過去問
令和7年度(東京都)
問76 (主な医薬品とその作用 問16)

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問題

登録販売者試験 令和7年度(東京都) 問76(主な医薬品とその作用 問16) (訂正依頼・報告はこちら)

浣腸(かんちょう)薬及びその配合成分に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

a  グリセリンが配合された浣腸(かんちょう)薬を、肛門(こうもん)や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用すると、グリセリンが傷口から血管内に入って、赤血球の破壊(溶血)を引き起こすおそれがある。
b  ソルビトールは、炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられる。
c  注入剤を使用する時の注意点として、薬液を注入するときはできるだけ早く押し込み、注入が終わったら放出部をゆっくりと抜き取ることが挙げられる。
d  注入剤の薬液を注入した後すぐに排便を試みると、薬液のみが排出されて効果が十分得られないことから、便意が強まるまでしばらく我慢する。
  • (a、b)
  • (a、c)
  • (a、d)
  • (b、d)
  • (c、d)

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この過去問の解説 (2件)

01

浣腸薬及びその配合成分に関する問題です。

a~dについて解説していきます。

 

a)…正しい記述です。

市販の浣腸の主な成分がグリセリンであるため、販売時に正しい情報提供をすることが重要です。

 

b)…誤りです。

ソルビトールは、浸透圧が高いため便に水分を集めて柔らかくすることで排便を促すことを期待して用いられる成分です。

 

c)…誤りです。

注入剤使用時の注意点は、薬液を注入するときはゆっくり押し込み、注入が終わったら放出部をゆっくりと抜き取る方法が適しています。

「薬液を注入するときはできるだけ早く押し込む」という部分が誤りです。

 

d)…正しい記述です。

便意が強まるまで約3~10分程度我慢することで、注入剤の効果が発揮できるとされています。

選択肢3. (a、d)

正しい選択肢です。

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02

正解は(a、d)です。

 

浣腸薬及び、その配合成分に関する問題です。

浣腸薬は成分のみならず、その薬の使用方法や使用上の注意点に関しても出題されます。

浣腸薬の使用上の注意点は以下の通りです。

 

①:薬液を注入する際は、薬剤の薬液だまりの部分を絞り押し出します。

②:注入の際ははゆっくりと押し込むこと、注入後は放出部をゆっくりと抜き取ることが重要です。

不快感を生じにくくするため、薬液を人肌程度に温めておくことも効果的です。

③:薬液注入後すぐに排便を試みると、薬液のみが排出されて効果が十分得られないです。

そのため、便意が強まるまでしばらく我慢します。肛門を脱脂綿等で押さえておくことで薬液が漏れ出すことをおさえられます。

④:薬剤を使い切らない場合、残量の再利用は感染のおそれがあるので使用後は廃棄します。

 

 

a:適切です。

グリセリンが配合された浣腸薬は赤血球の崩壊(溶血)や、腎不全の恐れがあるため、肛門や直腸の粘膜に損傷があり出血しているときに使用してはいけません。

 

b:誤りです。

ソルビトールは浸透圧の差によって、腸管壁より水分を取り込むことによる直腸粘膜の刺激や排便を期待して用いられます。

炭酸ガスの微細な気泡を発生することで直腸を刺激する作用を期待して用いられるのは炭酸水素ナトリウムです。

 

c:誤りです。

注入剤を使用する時の注意点として、注入の際はゆっくりとおしこみ、注入後は放出部をゆっくりと抜き取ることが挙げられます。

 

d:適切です。

注入剤の薬液を注入した後すぐに排便を試みると、薬液のみが排出されて効果が十分得られないことから、便意が強まるまでしばらく我慢することとされます。

 

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